あれ?歯が欠けた?

歯科衛生士の兒嶋です。
先日、お久しぶりの患者さんから「前歯が欠けた!」とご連絡をいただきました。
急遽ご来院いただき拝見したところ、欠けたのは歯ではなく、歯石でした。
この方の最終来院は4年前なのですが、それから歯科医院にはずっと行っておらず、当院でクリーニングして以来、4年間分の歯石がびっしりと歯に付着し、その一部が欠けて患者さんは歯が欠けたと思われたのでしょう。

当院の歯科衛生士便りをお読み頂いている皆様は既にご存知かと思いますが、歯石とはプラーク(歯垢)が唾液の成分により石灰化したものです。
石のように硬く、歯と似た白黄色をしていて、歯と見間違える方も多いです。

歯石は細菌の温床となり、その結果、歯肉からの出血や不快な口臭の原因となります。
歯石になる前の歯垢(プラーク)の段階でしたらご自身のブラッシングで落とせるのですが、歯石になってしまうと、歯ブラシで落とすことはできないため、歯科医院でのクリーニングが必要となります。

歯石をそのまま放置してしまうと、層状にどんどん大きくなり歯を覆ってしまい、元々の歯の形がわからなくなってしまいます。歯石を除去してやっと歯の形がわかる方もいらっしゃいますが、そのような大量の歯石を除去するには時間もかかりますし、患者さんご自身にもお痛みがあると思います。歯石を溜めても何も良いことがないのです。

驚くべきは、42時間というわずかな時間で歯垢(プラーク)は歯石へと変化してしまう点です。
「私は毎日、ブラッシングしているから大丈夫」と思っていても、お口の中全部はご自身では直視できないため、磨き残しがある箇所には、徐々に歯石が沈着してきます。
是非4~6ヶ月に一度は定期検診とクリーニングで拝見させて下さいね。

吉田デンタルクリニック 
歯科衛生士 児嶋

歯の衛生週間(習慣???)

こんにちは。歯科衛生士の青山です。
6月に入り、6/4~6/10まで歯の衛生週間が始まります。
6月4日は6(む)と4(し)との語呂合わせで「虫歯予防の日」とされています。

今年の標語は、「伸ばそうよ 健康寿命 歯磨きで」 だそうです。
日本人男性の平均寿命は78歳、女性は85歳と、世界一の長寿大国ですが、残念ながら80歳で歯が20本以上残っている人の割合は4割弱にとどまっています。

歯の寿命はおおよそ50~60歳代で、高齢になるに従い、歯を失う方が多いのが現状です。
一般的に老齢化に伴い、歯が自然に失われていくと思われている方が多いのですが、そうではありません。年をとると自然に歯が抜けていくということはないのです。

歯を失う原因は様々ですが、その3大要因は次の通りです。

虫歯が進行してしまい、治療が困難な場合。
歯周病で歯を支えている歯槽骨がなくなることにより、歯がグラグラ動き、保存困難な場合。
③ 歯の根が折れたり、割れてしまう歯根破折。歯根破折の原因として以下のような事が考えられます。
• 虫歯治療を繰り返すことにより、歯質が少なくなった。
• 神経を取ってある歯には栄養が行かず、枯れ木のような状態になり、折れやすい。
• 神経を取ってある歯に金属の土台が入っていると金属より柔らかい歯質の一部にひずみが集中する。
• 歯の質が弱い方、噛む力が強い方。

当院では歯根破折の治療を積極的に行っており、他院で抜かなくてはならないと診断された歯でも、保存可能な場合があります。

美味しい物を食べるには、良く噛める歯が無くてはなりません。
そして美味しく食事が食べられる=健康でいられるのです。
また、良く噛む事により、認知症の予防につながると言われております。

80歳まで歯を残すには日頃のブラッシング、定期検診を受ける事が必要になってきます。
せっかくの歯の衛生週間、この機会にご自身の歯の衛生状態を意識することを習慣づけてみませんか?(週間と習慣をかけてみました・・・)

私達、歯科衛生士がお手伝いさせて頂きます。お歳を召されても健康で美味しくお食事を召し上がれるように、皆さんの口腔内の状況にもよりますが、少なくとも半年に一度はプロによる定期検診を受けることをお勧めします。

吉田デンタルクリニック
歯科衛生士 青山

虫歯予防効果がアップしました。

歯科衛生士の青山です。
今回はフッ素入り歯磨き剤のお話をさせて頂きます。

以前から何度かこの衛生士便りで取り上げているフッ素入り歯磨き剤の大人用チェックアップですが、昨年リニューアルし、薬用成分のフッ化ナトリウムの含有量が従来の950ppから1450ppm と大幅にアップしました。フッ素が歯の再石灰化を促進して、脱灰を抑制することにより、虫歯を予防し、進行を抑制してくれます。
フッ素濃度はアップしましたが、価格は従来品と殆ど変らないので、虫歯が心配な方には是非お勧めしたい歯磨き剤です。

フッ素効果をより効果的にするためには少量の水で一回程度ゆすぐ程度で、歯磨き剤をお口の中に残していただいたほうが、フッ素が歯全体にゆきわたり、浸透していくのですが、さっぱりゆすがないと気持ちが悪い方もおられるので、歯磨き際のほかにフッ素洗口剤も取扱っています。
特に虫歯になりやすい方にはダブルでご使用いただくと非常に効果的です。

ただしフッ化ナトリウム高濃度配合品(1450ppm)は、6歳未満のお子さんへのご使用はお控え下さい。
子供用の歯磨き剤ややジェルタイプのもの、乳幼児期でも安心して使えるフッ素濃度の低めのものなど様々な種類があります。

当院はオフィス街という場所がら、お子さんの患者さんが殆どいらっしゃらないため、残念ながら子供向け製品の取り扱いはございませんが、ご相談いただければ説明させていただきます。
定期検診の際など、遠慮なく私達歯科衛生士にお尋ね下さい。

吉田デンタルクリニック
歯科衛生士 青山

慣れるまでには時間がかかる

歯科衛生士の青山です。
早いもので、4月も半ばを過ぎましたね。

さて、私の娘の話で恐縮ですが、先日、入学式を無事に終えて新入生として元気に登校しております。ただ、今までは走って行けば3分で着ける近さに学校があったため、朝寝坊してもなんとか遅刻せずに滑り込んでいたのですが、その生活も終わり、今は通学に1時間以上かかるため、まず、朝、きちんと起きることに悪戦苦闘の毎日です。
お弁当を持って登校する為、私は娘よりももっと早く起きなくてはならないので辛いのは私も同じなのですが・・・

今朝、娘が朝食をとっている時に、「いつになったらこの生活に慣れるんだろう?
慣れる日が見えてこない・・・」と嘆いていました。

娘の嘆きを聞いて、ふと、先日定期検診に来院された患者さんのことを思い出しました。

その患者さんは以前、歯科衛生士から歯ブラシ以外に歯間ブラシとデンタルフロスを併用するように指導を受けたそうです。毎日、夜一回だけからスタートしてみましょうと言われたが、なかなか毎日欠かさずは難しく、使用したり、しなかったりだったが、そんな中、徐々に出血も減ってきて、口臭も気にならなくなった事に、ある日ふと気がついて、歯間ブラシとデンタルフロスの効果を実感したそうです。
今では毎食後使用しないとサッパリ感が無く、なんとなく気持ちが悪いようで、毎日の習慣で、もうすっかり慣れましたと仰っていました。

慣れてしまえば苦ではなくなりますね。
娘も私も慣れるまでもう少し時間がかかりそうです。

歯間ブラシやデンタルフロスも最初は面倒臭く感じるかもしれませんが、慣れてしまうと手放せなくなると思います。歯間ブラシの正しいサイズ選びやフロスの使い方など、ご興味のある方は検診時に遠慮なくお尋ね下さい。

吉田デンタルクリニック
歯科衛生士 青山

デンタルフロスの選び方について

歯科衛生士の藤田です。
桜も咲き始め、すっかり春めいて参りましたね。

先日、定期検診においでになられた患者様が
「今日は歯ブラシで綺麗に磨いて来たから汚れが残ってないかチェックしてほしい。」
と、仰っていたのでプラーク(歯垢)がどこに残っているか、わかりやすくするために専用液で赤く染め出させていただきました。

患者様と一緒に汚れをチェックしたところ、歯と歯の間にプラークが残っていました。
歯と歯の間には歯ブラシの毛先が届きにくいのでプラークが残ってしまいがちです。これがムシ歯や歯周病の原因になるので、このプラークを取り除くためにデンタルフロスの使用をお願いしました。
そこで「フロスにはどのように使うのですか?」というご質問頂いたので、皆様にもお伝えしたく、コラムを作成しました。

デンタルフロスには主に2種類あります。
① 持ち手がついているホルダータイプ 
F字型とY字タイプがあるます。
F字型は主に前歯部に、Y字は前歯と奥歯に使用します。
操作がしやすいので初めてフロスを使用する方におすすめですが使い捨てのため、コスト的には次のロールタイプの方が優れています。

② ロールタイプ 
 必要な長さにフロスを取り出して切り取り、指に巻き付けて使用します。
ワックスタイプとノンワックスタイプがあります。
ワックスタイプは、繊維がワックスでコーティングされており、歯と歯の間に挿入しやすいのでおすすめです。当院で販売しているデンタルフロス【ルシェロ】について以前の歯科衛生士コラムに掲載させていただいておりますので参考になさって下さい。

ノンワックスタイプは繊維がワックスでコーティングされていないので繊維が広がって歯の表面にフィットするのでプラークの除去効果が高いのが特徴です。ただ、歯と歯の間に挿入する際、ギシギシするため、初めての方には少し使いづらいかもしれません。

その他、インプラントやブリッジ用の特殊なフロスもあります。
ムシ歯や歯周病の予防のためには、1日に1回はフロスのご使用が効果的です。 
お一人お一人のお口にあったフロスの選び方や操作方法がありますので、疑問や不明な事がありましたら遠慮なく歯科衛生士にお尋ね下さいね。

吉田デンタルクリニック
歯科衛生士 藤田

歯間ブラシの選び方(ストレート?それともアングル?)について

皆様こんにちは 歯科衛生士の藤田です。
寒い日が続いていますが体調崩されていませんか?
先日、定期検診の患者様より、歯間ブラシの選び方(ストレートタイプかアングルタイプか?)について、ご質問を頂きました。
なぜ歯間ブラシを使用した方がよいのか?については、以前の歯科衛生士コラムを参照下さい。

当院では以前より予防歯科の先進国スウェーデンのテペ社の製品をお勧めしています。
テペの歯間ブラシの特徴として
① 中心部の金属のワイヤーが歯を傷つけないようにプラスチックでコーティングされているため安心してご使用いただける
② ブラシが円柱形のため
(ア) 歯間を拡げにくい(円錐形の歯間ブラシだと先は細いが根元部分が太く、歯間を拡げてしまう可能性がある)
(イ) 片側からの1度の挿入で反対側までクリーニングできる(舌側から挿入する必要が無い)

テペの歯間ブラシにはストレートタイプとアングルタイプがあり、ストレートタイプはアングルタイプに比べてブラシの部分が長いため、清掃性に優れています。

ではストレートタイプとアングルタイプどちらを使用したら良いか?ですが、
一般的に前歯部はストレートタイプ、臼歯部(奥歯)はアングルタイプが使いやすいと言われています。
ただ、一人一人お口の形が違いますので、ストレートとアングル、どちらのタイプを患者さんご自身がストレス無く長くお使い頂けるか?そして歯間にフィットするサイズはどれか?ご一緒に選びましょう。

何かご質問がありましたらどんなに些細な事でも遠慮なく歯科衛生士にお尋ねください。

吉田デンタルクリニック
歯科衛生士 藤田

インプラント患者さんのクリーニングについて

今年も残り少なくなりました。
今年の最後は、インプラントが入っている方の歯磨剤についてお話ししたいと思います。

当院では通常のクリーニングでは、歯質の強化をはかるためにクリーニング後にフッ素のペーストを歯面に塗布していますが、インプラントが入っている患者さんにはフッ素ではなくミネラルのペーストを塗布しています。
それはインプラントの素材であるチタンがフッ素で侵される危険性があるからです。

以前のコラムでフッ素についてお話ししました。
フッ素は、虫歯予防・歯質強化のために、市販の歯磨剤や洗口剤に高頻度に含まれています。そのフッ素濃度は、おおよそ1000から1500ppm程度ですが、歯科医院で行うフッ素塗布では9000ppm程度の高濃度フッ素が使用されています。

チタンでできているインプラントの表面にプラーク(歯垢)が付着し、このプラークによる酸性環境下で高濃度のフッ素を使用すると、チタン表面が腐食して粗造になります。
インプラント表面が粗造になると、さらなるプラークの停滞を招き、インプラント周囲炎になることが危惧されます。(インプラント周囲炎とはインプラントの歯周病のことです。)

当院ではクリーニング後にフッ素塗布を行っていますから、もちろんプラークが残っている状態でフッ素塗布を行うことはありませんが、このような問題を生じさせる万が一の危険性を避けるため為、フッ素ではなく、ミネラルのペーストを塗布させていただいているのです。

ただ、皆さんが普段お使いになる、歯磨剤等、フッ素濃度が1500ppm以下のものであれば全く問題はありません。
当院で扱っている歯磨剤や、洗口剤もフッ素の濃度が1500ppm以下ですので、安心して使っていただけます。

ちょっと専門的になってしまい、わかりにくいかもしれません。
詳しくは歯科衛生士までお声がけくださいね。

洗口液について

今回は洗口液についてお話しいたします。
洗口液は口臭を抑えたり、虫歯や歯周病を予防するために用いる液体製品の総称です。
一般に、デンタルリンス、マウスウォッシュ、口内洗浄剤とも呼ばれています。
洗口液を使用することにより、口臭の防止やお口の中の浄化が期待出来ます。

洗口液は以下のような場合に使われます。
 ・歯を磨く時間が無い場合
・ ご自身で上手に磨く事ができない場合
・ 就寝前(就寝中は唾液の分泌が少なくなり、細菌が繁殖しやすくなるため)

ただし、ムシ歯や歯周病の原因となるプラーク(歯垢)は、ブラッシングや歯間ブラシ、フロスなどで機械的にこすらなければ落ちませんので、洗口液は、あくまでもブラッシングの補助として考えましょう。

* 使用方法
20秒〜30秒間ブクブクうがいをするだけです。歯磨きをした後の仕上げとして使用してもよいでしょう。

* 選び方
洗口液の中ではミント系の刺激のある香りの強い豊が、効果が高いと思い込まれている方がいますが、『刺激の強さ=効果の高さ』というのは誤解です。
確かに口の中で強いミントの香りがすればなんとなく口の中の雑菌類が全て死滅しているかのように感じます。しかし、実際にはそのようなことはありません。逆に強い刺激で唾液腺が萎縮してしまい、ドライマウス(口腔内乾燥症)になり口腔内衛生を保つために一番重要な「唾液」の量が減ってしまい、かえって口臭や歯周病リスクが高まることになります。結局のところ、予防効果はどのぐらい殺菌成分が入っているかです。

したがって、洗口液を購入する時は
・なるべく低刺激性
・ 有効成分の確認(人体に害の少ない滅菌成分)
・ 低アルコールタイプ
を選ぶ事をおすすめします。

もし、一度使用してみて、刺激が強く、使用後に口の中がヒリヒリするような状態であれば、使用を中止した方が良いでしょう。
特に小さいお子さんがいる家庭では、低刺激性でノンアルコールのタイプを選ぶようにしましょう。

ちなみに当院では
① 歯周病予防として殺菌効果が長時間持続する「コンクールF 」
② ムシ歯予防としては「フッ化ナトリウム洗口液0.1%」

を販売しております。 

私ども歯科衛生士が皆様の口腔内に合った、正しい洗口液の選び方をアドバイスさせて頂きますので、是非、ご相談下さい。

吉田デンタルクリニック
 歯科衛生士 藤田

歯周病の検査について

今回は以前、テレビの歯科に関する番組で取り上げられていた
「治療をする前に針のようなもので歯肉をチクチク刺すのはなんで?」
についてお話したいと思います。

この“歯肉を針のような物で刺す”とは何をしているかというと歯肉の状態を調べる、いわゆる歯周病の検査をしています。

測定項目としては、
① 歯周ポケットの深さ(歯と歯肉の間の溝)
② 測定時歯周ポケットからの出血の有無
③ 歯の動揺(揺れの大きさ)
その他にも、歯周ポケット内のプラークや歯石の有無等について検査しています。

まずは①の歯周ポケットの深さについてですが、健康な状態でも2〜3ミリの深さがあります。歯周病が進行することによりポケットは4ミリ、5ミリと深くなっていきます。
3ミリ以内は健康な数値、4〜6ミリは初期から中等度の歯周病、7ミリ以上は中等度から重度の状態を表します。ポケットの深さは1本の歯でも一定ではない為、通常、1本の歯について全周6カ所測定していきます。

この深さを測定する為に使用するのがプローブという物差しのようなメモリのついた先の細い器具で、これが”針のようなもの“と例えられていた検査器具です。

次に②歯周ポケットからの出血、についてです。
炎症が起きている歯肉は少し触れただけで出血してきます。
ポケットの測定の際、出血があるかどうかで炎症の有無をチェックします。

最後に③歯の動揺についてです。
歯周病が進行し、歯を支えている歯槽骨が破壊されると歯のグラつきが起こります、(動揺と言います。)この動揺の程度についても検査します。
また同時に歯石がどの部位についているかを調べ、このあとの歯石除去の目安になっていきます。
このように歯の周りをチクチク触る検査は、以上のことを調べる重要な検査になります。

今、日本人の成人の約8割の方が歯周病にかかっていると言われています。
歯周病は初期の段階では自覚症状が出にくい病気です。しかし早期に治療すればきちんと治せる病気です。
患者さんによっては、「この検査、チクチクしてちょっと苦手だな‥」と思われる方もいらっしゃると思います。
ですが早く歯周病を見つけ、将来的に歯をしっかりと残す為に欠かせない検査なのです。

当院では初診の場合、基本的に歯周病の検査、全体のクリーニング、その後、歯が綺麗になった状態でレーザーを当てて虫歯のチェックを行い、歯周病・虫歯のデータを数値化します。
その資料に基づき、院長先生が今後の治療方針を患者さんに説明させて頂き、治療に進みます。

何事にも通ずることですが、基礎が整っていなければいいものはできないと思います。
歯科における基礎は健康な歯周組織だと思います。
治療を成功させるためにもこの歯周病の検査は、とても重要になってくるのです。

口内フローラについて

こんにちは 歯科衛生士の青山です。
先日、欠かさず定期検診に来院されている患者さんが、こんな事を話されていました。

これまでは虫歯や歯の着色が気になり、見た目を気にして来院していたけれど、最近は、「歯周病は糖尿病、心臓疾患、脳出血などといった深刻な病気と関わりがある。」という研究報告を知り、歯の健康は全身の健康にかかわるので、これまで以上に毎日の生活で気をつけていきたいと話されていました。

「口内フローラ」という言葉をご存知でしょうか?
口の中は粘膜が露出しており、とてもデリケートなところです。粘膜を守るために口の中に存在する細菌の数は約100億、約700種類の菌が存在すると言われています。その中には虫歯の原因になるミュータンス菌や、歯周病の原因となるスピロヘータ菌もいます。

その一方で、こうした悪玉菌から口内を守ってくれるミティス菌のような善玉菌もいます。たくさんの細菌がいる口の中は、花が美しく乱れ咲く花畑になぞられて、口内フローラと呼ばれています。
この口内フローラの環境が崩れると、様々なトラブルの原因となります。口内フローラから腸内フローラを思い浮かべる方もおられると思いますが、腸内フローラとは腸内細菌の集まりを表しています。

口腔と腸は同じ消化器系ですが、口の中は外部からの影響を受けやすいのでいつも一定の細菌バランスではありません。飲食、呼吸、唾液を出したりする為、口内の細菌バランスは変化しやすいのです。口腔内を清潔に保ち、悪玉菌が増えすぎないように気をつけましょう。

吉田デンタルクリニック
歯科衛生士 青山