「松方って誰?」「知らん」

この3連休はお天気がイマイチでちょっと残念な3連休となってしまいました。
風邪ひきの私は、殆ど外出しなかったのですが、自宅にいてもユーウツなお天気ですし、連休3日目にはさすがに退屈し、気分転換に上野の国立西洋美術館で開催中の松方コレクション展に行って参りました。

混雑は覚悟で出かけたのですが、案の定、チケット購入にも列ができていました。
その際、私の後ろに並んでいたカップルの会話が耳に飛び込んできました。

女性 「松方って誰?」
男性 「知らん」

えっ?チケットを買うのに並んでいるこの段階で知らないの?と、ちょっと驚いたのですが、松方さんの知名度はそのようなものなのでしょうかね・・・

松方幸次郎氏は昭和初期の実業家でその巨万の富で絵画を多くの収集し、国立西洋美術館の礎を築いた方です。倉敷の大原美術館を設立した大原孫三郎さんも同様ですが、自分のためではなく、日本国民に西洋絵画を見せてやりたいという思いからでした。あの時代は気骨のある日本人が多かったのですね。このような方々がいなければ、今、私達はあのように沢山の名画を気軽に鑑賞することは出来なかったのです。絵画鑑賞が趣味の私としては本当に有難いことです。

今回の展示の目玉はゴッホの「アルルの寝室」だと思います。
いつもはオルセー美術館に恭しく展示されているはずですが、これも松方コレクションだったんですね。知りませんでした。久しぶりに日本に戻ってきたんですね。本来なら、これも国立西洋美術館の常設展に展示されていたかもしれないと思うと、残念ですが、フランスが返してくれなかったのね・・・

西洋美術館の外に出てロダンの「カレーの市民」を眺めていたら、またしてもこのような会話が・・・
女性 「松方ってマツカタヒロキ?」
男性 「違う もっと年取ってる」・・・

この展示は9月中旬まで開催されています。
モネの睡蓮やロダンの彫刻など、見ごたえのある作品が目白押しですヨ。お勧めします。

吉田デンタルクリニック
受付 菊地

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