インプラントと歯根破折の勉強会

院長の吉田です。
先日、土曜、日曜と2日続けて2つの勉強会に出席する機会がありました。

土曜日はインプラントに関するもので、私が所属するClub22の例会でした。
ちなみにClub22 のネーミングですが、インプラントは純チタンからできており、その原子番号が22のためそこから命名されたものです。この会は私の師であり、日本におけるインプラント治療の第一人者である小宮山彌太郎先生を顧問と仰ぎ、インプラント治療に真摯に取り組む歯科医師の勉強会です。

そして日曜日は私の破折歯保存治療の師である眞坂信夫先生を中心とするPDM21(Professional Dental Management 21th Century)が開催した破折歯保存治療に関するシンポジウムでした。
この方法を開発した眞坂先生とその指導を受けた弟子たちを中心としたシンポジウムで、ビデオ会議システムを使い、地方の先生方もビデオで参加されておられました。

インプラントと歯根破折保存治療、どちらも私が注力する分野であり、肉体的にはハードな週末でしたが、それぞれ充実した内容で、非常に有意義なものでした。

私の臨床のスタンスは、抜いた方が良いと思われる歯(埋伏している親不知など)以外は残していこうというものです。破折した歯であっても、患者さんが残すことを希望されているならば、可能性がゼロで無い限り、何とか抜歯せずにすむよう務めています。

先日、他院で歯の破折を指摘され、ご本人は保存治療を希望されていらした患者さんのお話です。診察の結果、保存可能であると判断したため、いきなりインプラントではなく、まずは自分の歯を保存することをお勧めし、患者さんも納得されてコンサルテーション室を出て行かれました。
ですが、受付によれば、私がインプラントの指導医・専門医であることから、他院の先生と同じように抜歯してインプラントを勧められるのだろうと覚悟していたのに、まずは抜かずに保存しましょうと提案を受けたことに驚いていらしたとのことでした。

もちろん、既に歯を失くしてインプラント治療を検討されて来院される患者さんや、破折歯保存治療の結果が思わしくない場合の治療の選択肢の一つとして、インプラントによる修復を患者さんには提案することもあります。
ただ、今のところ、破折治療の経過が良いため、まだ当院では破折治療からインプラント治療に移行された方がいらっしゃいません。

昨年、破折治療の成功率について、このコラムで書かせて頂き、それから1年以上経過していますので、アップデートをしなくてはならないのですが、日々の忙しさにかまけて、先送りになっています。年明けにはきちんと数字をまとめ、お知らせしたいと思っています。

吉田デンタルクリニック
院長 吉田 浩一

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