歯の基本構造について

こんにちは 歯科衛生士の高橋です。
前回のコラム「歯って何本あるの?」の中で8020運動の達成率について書かせて頂きましたが、では実際に70歳の日本人で何本の歯が残っていると思いますか?

実は平均で15本しか残っていないと言われています。大まかに言って、半分の歯が失われているということになります。悲しい現実ですね。いざ、気づいた時にはすでにもう歯が残せない••そんなことにならないためにも、今回は歯の基本構造についてお話させていただきます。

通常、歯は下の図のような構造をしています。歯肉から上の目に見える部分を「歯冠(しかん)」と言い、身体のどの部分よりも固い「エナメル質」に覆われています。目に見えない「歯根(しこん)」の部分の表面は「セメント質」に覆われ、「歯根膜(しこんまく)」という繊維性の組織によって顎の骨とつながっています。
エナメル質、セメント質のそれぞれ内側には歯の本体である「象牙質(ぞうげしつ)」があります。

この象牙質はエナメル質に比べて非常に柔らかい組織です。そのため、虫歯が象牙質に達してしまうと進行がはやまります。
象牙質の中には「歯髄(しずい)」と呼ばれる歯の神経が入っています。歯髄のなかには神経だけでなく血管などもあり、歯に栄養を送る働きをしています。その他にも虫歯の細菌が歯の内部に侵入しようとするのを防御しようとする働きもあります。そして神経は歯の根の先端で外部と交通しています。

歯は「歯槽骨(しそうこつ)」という顎の骨に植わっているのですが、直接、顎の骨とくっついているのではなく、先ほど説明した歯根膜を介在してくっついています。この構造は関節によく似ています。
以上が歯の構造についてのお話です。
なんとなく皆さまが歯の構造をイメージしていただけると嬉しいです。

吉田デンタルクリニック
歯科衛生士 高橋

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