「やっぱり自分で探さないとダメですね。」

今週は歯根破折治療が終わり、被せ物まで当院でなさって治療が全て終了した方が多数おられました。

患者さんがお帰りになる際、「(患者さんも先生も)頑張って残した歯ですから、もうあんまり酷使しないで、大切にして上げてくださいね」とお伝えするのですが、何だか可愛いわが子を旅に出すような心持ちになります。

その中のお一人が、「やっぱり自分で探さなきゃダメですね。地元の歯医者の言うとおりにしていたら、今頃、この歯は無かったですよ。」としみじみと仰いました。

先生によって診療方針は様々だと思うので、どれが正しいかはわかりませんが、かかりつけ医であっても、その先生の方針にもし納得がいかなければ、自分で勉強して他の先生を
探すのも一つの選択肢かもしれません。

当院に歯根破折治療のご相談にいらっしゃる方は、かかりつけ医では抜歯してインプラントしかないと言われたが、抜きたくないので何とか残せないものか?とインターネットで検索し、当院にたどり着いたとおっしゃいます。

いつも思うのですが、「本当は抜きたくないけれど、歯医者にそう言われたんなら、仕方ないな・・・」と諦めて抜いてしまった方のほうがずっと多いのではないでしょうか。
積極的に自分で調べるか否かで、歯が残るか、残らないかの分かれ道になるのかもしれません。(ちょっと大げさですね・・・)

良くも悪しくもネットで簡単に情報が入手できる時代です。
歯に限らず、自分の体のことは自分で納得して治療を受けたいではないですか!
ご自身の体を大切になさって、できるだけ自分の歯を残したい!という患者さん方の熱意には本当に頭が下がります。
患者さんに教えられることが多いな、としみじみ思いますし、患者さんに「ありがとうございました」と最後におっしゃっていただける受付職は本当に役得ですね!

吉田デンタルクリニック
受付 菊地

院内の感染防止対策について

こんにちは、歯科衛生士の児嶋です。
寒く乾燥している日が続いておりますが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
この季節インフルエンザが流行しますので、気を付けていらっしゃる方も多いと思います。
外出時のマスクの着用や、帰宅時の手洗い・うがいはとても大切ですね。

最近気になっているのが、今月9日に中国で発生した原因不明のウイルス性肺炎で新型コロナウイルスが確認されたことです。
また、日本でも近年、風疹や梅毒が急増し、様々な感染症が問題になっています。

歯科治療では、唾液や血液に接する機会が多く、私たち医療従事者が感染しない事はもちろん、患者である皆さまの安全がとても大切です。

先日、当院の臨時休診日を利用して、院内感染対策の講義を受けて参りました。
今回は第二種・第一種歯科感染管理者という、専門の資格をお持ちである歯科衛生士の横井節子先生からご指導いただきました。診療器具の洗浄・消毒・滅菌の基本知識から、管理や院内の環境など細かな部分まで、専門の方から改めて説明を受ける事で気持ちが引き締まりました。

数年前、歯科医院でのタービン類の使い回しが大きな問題となりましたが、当クリニックでは、開院時より院内感染防止に力を入れており、清潔な環境で高度な治療を受けていただきたいという院長先生の想いから、スタンダードプリコーション(標準予防策)を実践しています。

スタンダードプリコーションとは感染の有無に関わらず、患者さんの汗を除く全ての血液・体液、分泌物、排泄物、創傷のある皮膚・粘膜は伝播しうる感染性微生物を含んでいる可能性があるとして取り扱う考え方です。
この考えに基づき、当院では出来るだけディスポーザブル(使い捨て)製品を取り入れ、タービンやドリル等も含め、患者さん毎に使用する全ての器具の滅菌を徹底し、安全な治療環境の提供に努めています。

吉田デンタルクリニック
歯科衛生士 兒嶋

*スタンダードプリコーションとは?
1996年にアメリカ疾病管理予防センターが作成・推奨した考えであり、国際基準となっています。
日本でも医療法に定められており、吉田デンタルクリニックの院内マニュアルにも記載されています。

長生きしたいなら医者より歯医者?

2020年、いよいよ東京オリンピック・パラリンピック開催の年となりました。
皆様、本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
年末年始の休診中、老後の生き方について特集されたある雑誌の「長生きしたいなら医者より歯医者」という記事が目に留まりました。
記事を書かれているのは歯周病治療を専門とされている歯科医師です。

歯を失う最大の要因が歯周病で、その割合は約40%を占めているという報告があります。次の要因が約30%を占める虫歯で、その次が歯根破折となっています。このなかで最も怖いのは歯周病で、それは以下の理由によります。

まず歯周病は虫歯と異なり、かなり進行するまで症状が自覚しにくい点があります。また、複数の歯が同時に罹患する傾向にあります。ブラッシング時の出血などで異常を確認できますが、殆どの方は見過ごしてしまうか、もしくは気が付いても大したことはないとの自己判断で放置されてしまいがちです。歯がぐらつくようになり、ようやく歯科医院を受診しても、その時には既に重度の歯周病で、そう遠くない将来、一度に複数の歯を失うことになります。

そして、歯を失うことと同時に怖いのは歯周病と全身疾患との関わりです。
歯周病と関係する全身疾患は現在、判っているだけで、糖代謝異常、心臓・脳血管障害、呼吸器系疾患などが挙げられます。何れも歯周病菌あるいは歯周病菌が産生する物質が血管を介して他の臓器に移動することにより引き起こされるのです。具体的な病気としては糖尿病、狭心症・心筋梗塞、アルツハイマー型認知症、誤嚥性肺炎、骨粗鬆症、早産・低体重児、EDなどとなります。

一般的な健康診断や人間ドックでは血液検査、CT検査、レントゲン検査、超音波検査などで体の隅々まで調べるのに対し、歯科検診はオプションですら含まれていないのが現状です。従って歯科医院で定期的に口腔内を診てもらうことは、虫歯や歯周病から歯を守るだけでなく、全身疾患を予防するという重要な意味合いを持っていると言えます。
また、虫歯や歯周病のみならず、芸能人が患ったことで有名になった口腔ガンなどの軟組織疾患もあります。全身のPET検査で発見されることもありますが、歯科医院で口腔内を診てもらえば容易に発見できます。

当院は京橋というオフィス街にあるため、多くのビジネスパーソンが定期検診にお越しになりますが、お忙しい方ほど会計時に3ヶ月後、6ヶ月後と次回の検診のお約束を取って行かれるようです。口腔内を健康に保つことの重要性を理解されていらっしゃるのだと思います。

本コラムをお読み頂いている皆さん、医者より歯医者が大事かどうかは別として、健康寿命を延ばすことを希望されるのであれば、歯の健康を保つことは重要です。
歯科医院で定期的なケアを受けて頂くことをお勧めします。

吉田デンタルクリニック
院長 吉田 浩一

「自覚症状が無いので歯の定期検診に行かなくても良いですか?」

先日、歯の定期検診のご連絡を差し上げた患者さんから、「定期検診ですが、自覚症状が無いので行かなくても良いですか?」とのお電話を頂戴しました。

ご高齢で遠方からお越し頂いている方なので、「特に痛みも無いし、問題も無いから、わざわざこの寒い時期に行かなくてもいいんじゃない?」とのお気持ちは、受付はよ~くわかります。

ただ、患者さんのお口の中の状況がわからない受付の私が、電話口で「お痛みが無ければ、お越し頂かなくても大丈夫ですよ~。」と申し上げることは出来かねます。
なぜかというと、患者さんを脅かすわけではありませんが、自覚症状がなくても前回の検診からの間に、お口の中に何らかの問題が起きている可能性があるからです。

例えばですが、
① 歯周ポケット検査を行ったら、1か所、前回より急に数値が悪くなり、歯根破折が疑われる
② 神経を抜いてある歯に虫歯が進行してしまったが、神経を抜いている歯なのでご自身では痛みは感じなかった
③ (稀ですが)、痛みは無いが、舌の病変が見受けられるために大学病院の専門歯科にご紹介した

受付が患者さんのお会計をしながらカルテをチェックし、思いつくものだけでもこれだけあります。院長先生や歯科衛生士さんに聞いたらもっとあると思います。

ご自身の健康に留意される方なら、特に自覚症状が無くても1年に一度、(中には半年に一度と言う方もおられるそうですが)医科の人間ドックを受診されますよね。
歯科でも同様です。暖かくなるまで数か月検診をずらしても大事にはならないとは思いますが、自覚症状が無いから定期検診に行かなくても良いか?についてのお答えは、残念ながら上記のとおりで“No”でございます。

ちなみに私事で恐縮ですが、昨年末に久しぶりに胃の内視鏡検査を受診しました。ずっと診て頂いている先生で、「あなたはがんにはなりにくいタイプですよ」と以前仰っていただいたことがあり、楽観視してしまったことと、忙しさにかまけて3年ぶりに受診したら、なんと胃に緩やかな盛り上がりが見つかり、組織を採取し精密検査となりました。
恐る恐る年明けに結果を聞きに行ったところ、幸い悪性では無かったのですが、もし悪性だったとしたら、3年間も検査をしなかったこと後悔したと思います。
「後悔先に立たず」となったかもしれません。脅かすわけではありませんが、自己判断はキケンだとつくづく思いました。

お口は体に食べ物が入っていく消化器の第一番目の大切な場所です。
自覚症状が無くても定期的に検診を受け、歯石を取ってお口の中のバイキンを減らし、また問題が起きてしまった場合でも、小さな芽のうちに摘み取ってしまいましょう!

吉田デンタルクリニック
受付 菊地

天野篤先生の教え

先日、私が所属しているインプラントに関する勉強会、Club22(22はインプラントの素材であるチタンの原子番号)の勉強会が開催されました。勉強会ではいつもどなたか外来の講師をお招きし、特別講演をしていただくのが恒例となっています。今回の講師は上皇陛下の心臓手術を担当されたことで有名な順天堂大学教授の天野篤先生でした。

以前、私は天野先生の著書を拝読したことがあり、講演の内容は既に知っていることも多く、スムーズに頭の中に入ってきました。医師としての考え方やキャリアの積み上げ方など、これからの私にとって進むべき道を考えさせられる内容が多かったのですが、その中で特に最近、私自身が考えていることと合致するお話があり、非常に共感を覚えました。

それは、「同じ結果が出せるなら、仕事はスピーディーな方が良い」ということです。

治療時間が短縮されることにより、患者さんの身体的な負担も軽くなりますし、限られた診療時間内に、より多くの患者さんを治療できるようになります。奇しくも先日、「先生は手が早いですね!」との患者さんのコメントを受付がブログで書いておりました。

以前の私は、各患者さんに十分(過ぎる)時間をとり、ゆったりと仕事をしていました。その方が良い仕事ができると考えていたからです。ところが、最近は歯根破折保存治療を希望される患者さんが増え、患者さんにとっては、抜歯か否かの瀬戸際ですので、少しでも早く診てほしいとキャンセル待ちをされているような状況です。歯科医師1名体制の当院の許容を超える状態となり、これではダメだと考えるようになりました。

「患者さんのご希望に沿うためにはどうしたらよいか?」、自分自身に喝を入れて意識を変え、術式も工夫し、以前の3分の2の時間で処置を行うことができるようになりました。
このようにお話すると、ブログの患者さんのお言葉ではありませんが、手抜きでは?とお感じになる方もおられるかもしれませんが、術式の変更前後で得られる結果には変わりはありません。

ただ、このシステムを遂行していくためには治療前の準備と治療後の整理が必須となります。準備は前日の診療終了後に始まり、翌日の全ての患者さんの治療内容を確認し、頭の中でシミュレーションを行い、効率的な手順を検討します。翌日の治療時に手や頭が働かないような無駄な時間を作らないように集中し、診療終了後は限られた時間内に記録できなかった内容をカルテに記載していきます。ここまでやって1日の診療が終了です。

世の中では働き方改革が叫ばれ、当院でもスタッフにはなるべく残業を減らし、自分の時間を確保するように指導しているのですが、わが身を顧みると、全く世の流れに逆行しているようです。
神の手を持つ天野先生だったらもっと効率的に仕事ができると思うのですが、私は凡人なので、同じようには参りませんね。それでも来年からは更なる効率化を図り、診療室での滞在時間を多少なりとも短縮していきたいものです。

「残しても仕方が無いような歯?」

歯根破折保存治療が終了し、無事、歯がくっついてくれたことを確認し、最終的な被せ物が終了された患者さんのお話です。

この方は遠方からの通院となるため、治療開始前にまず当院のお問い合わせフォームで院長先生に問い合わせをなさったそうです。
近隣の歯科医院さんでは「残しても仕方が無いような歯!」と言われてショックを受けたそうですが、院長先生から残せる可能性があるという返信があり、思い切って新幹線でいらしたとのこと。

この方の場合、ご両親様が殆ど歯が残っておらず、義歯をお使いで、ご自身の歯の有難味を良くお分かりのようで、「残せる可能性があるなら行ってみれば?」と後押しされて当院にお越しになりました。

歯根破折治療のみでしたら3回で終了しますので患者さんとそれほどお話しする機会が無いのですが、被せ物までなさる方は、数か月通院いただくことになります。
自然とお話しする機会も増え、無事、治療が終了したときには、患者さんはもちろんのこと、私自身も同じ治療を受けているため、職務を忘れ、自分のことのようにとても嬉しくなってしまいます。

「残しても仕方が無いような歯!」と言われてしまった歯を、歯として機能する状態で残せたことは、遠方から通院して下さった患者さんのことを思うと、本当に本当に良かったなと思います。

吉田デンタルクリニック
受付 菊地

酸蝕歯(さんしょくし)とは

こんにちは、歯科衛生士の児嶋です。
急に寒さが増して、今年もあと1か月となりました。
寒くなる=みかんが旬の季節ですね!

みかんに多く含まれるビタミンCは、抗酸化作用や体の免疫力を高める働きがありますので、風邪やインフルエンザの予防に効果的です。
これからの時期に、積極的にとりたいですね。

美味しくて栄養たっぷり、手軽に食べられるので、私もついつい幾つも手が伸びてしまうのですが、みかんやお酢などの、酸性の強い飲食物を過剰摂取すると、お口の中で歯を溶かす原因となることを皆さんはご存知ですか?

お口の中が、長時間、酸性に傾いている事によって、溶けている歯を酸蝕歯(さんしょくし)と呼びます。
症状としては、
前歯では、艶が無くなり、歯の先端が薄くなったり、欠ける
奥歯では、下図の様に噛む面に丸く窪みができたり、歯の凹凸が無くなり丸くなる、歯の詰め物が外れやすい
などです。

以下の方は特に注意が必要です。 
 柑橘類や酢飲料、炭酸飲料、スポーツドリンク、コーヒー、ワインなどを頻繁に摂取する方
 過度なダイエットや摂食障害、胃症状などにより日常的に嘔吐がある方

飲食物に関しては、体に良い物が多いので、食べること自体は悪くありません。
ただ、いわゆるダラダラ食いをしていると、いつまでお口の中が酸性のままで、歯が溶けやすくなってしまいます。
時間と量を決める事を心掛けて下さいね。
また、食後はお水を飲み、30分以上経過してからの歯磨きをお勧めします。

吉田デンタルクリニック
歯科衛生士 兒嶋

歯周病の検査を受けてみませんか?

こんにちは、歯科衛生士の児嶋です。
当院では、お口全体のチェックやクリーニングを受けて頂く際に、以下のことを行います。
まず最初に現在のお口の中の記録を取ります。次にクリーニングを前回いつ受けたか、今までに歯周病の検査を受けた事があるかどうかを確認しています。

お話を伺っていると、「定期的にクリーニングを受けていたが、検査は初めてです。」とか「多分、受けた事がある。あのチクチクするやつですよね?」といったように、初めて受ける方や、受けたことがあっても歯周病の検査について、説明を受けた事が無いと仰る方が多い事に驚きました。

そこで今回は歯周病の検査、特にその中でも大切なプロービング検査についてお話させていただきますね。
プロービング検査とは、歯周ポケット(歯と歯ぐきにの間の溝)の深さをプローブという物差し状の器具で計測する検査です。
当院ではそのプロービング検査を、1本の歯について6個所、測定する精密検査を行っています。深さの計測に加え、プローブを入れたときの出血の有無や(炎症状態をチェックしています)、歯石の沈着状況、歯の根の形等を調べ、沢山の情報を集めています。
細かい作業ですので、時間がかかる事と、ポケット内を触られる感覚が決して気持の良いものではありませんので、苦手な方も多いと思います。

皆様ご存知の通り、歯周病は歯を失う原因のトップですが、罹患しても初期や中程度では自覚症状がありません。痛みや歯が揺れるといった自覚症状が出たときにはすでに重度まで進行してしまっているため、早期発見や予防が大切となります。
当院の検査で初めて歯周病の診断を受けた方も多くいらっしゃいます。ご心配の方は一度、歯周病の検査を受けてみませんか?

吉田デンタルクリニック
歯科衛生士 児嶋

大きな柱を失いました。

院長の吉田です。
大変悲しいお知らせがあります。
既に公にされているため、私からお伝えすることに支障はないと思われますが、歯根破折保存治療の開発者である眞坂信夫先生が先月初旬、逝去されました。
以前から体調が思わしくないことは伺っておりましたが、7月の定例のWEB会議ではお元気に発言されておられたため、突然の訃報に絶句しました。

以前のコラムでも紹介させて頂きましたが、眞坂先生は私の歯科医師人生における4人の師のうちの1人です。
4人の師のうち、関根弘先生には歯科治療・研究への姿勢とその取り組み方を、小宮山彌太郎先生には欠損補綴の切り札であるインプラント療法とそれに取り組む歯科医師の姿勢を、アメリカのテル・ハラダ先生には、歯の最も大切な機能である噛み合わせの基本と開業医のあるべき姿を教わりました。

最後の眞坂信夫先生には、通常なら抜歯適用となる破折歯を抜かずに残す技術とその価値を教えて頂きました。歯根破折は虫歯、歯周病に次ぐ3番目の抜歯理由ですが、眞坂先生はこれを抜かずに残す方法を開発し、治療法の普及のため講習会等を開き、他の歯科医師に惜しみなく伝達してこられました。

歯科医師向けのみならず、一般の患者さんにも本療法を伝える努力をされて、PDM21(Professional Dental Management 21th Century)という組織を作り、前述のWEB会議も、この治療法を導入している歯科医師が、月に一度、症例報告等を行い、会員の知識の共有・レベルアップに大きな役割を果たしてこられました。

一度は抜歯を宣告された患者さんにとって、本療法と出会い、抜かずに歯を残すことが出来た喜びは大きく、口々に私に感謝の言葉をおっしゃるのですが、これは私ではなく、本療法をご指導頂いた眞坂先生への感謝に他なりません。

大きな柱を失った歯根破折歯保存治療ですが、眞坂先生のご冥福をお祈りするとともに、先生の御遺志を受け継ぎ、直弟子である私たちが本療法を継続し、割れた歯は、はじめから抜歯→インプラントと決めつけず、残せる歯は残せるような治療を(思えば当たり前の話ですが・・・)広めていかねばと思っております。

合掌

吉田デンタルクリニック
院長 吉田 浩一

顎関節症予防の為のセルフケア

こんにちは、歯科衛生士の児嶋です。

先日のことです。食事の際に口を開けたら顎に痛みが走りました。
欲張って一度に沢山食べようとしたのが悪かったのですが、私は口が大きく、よく開く方なので、一口でも余裕で入ると思っていたのです。
今まで自分とは無縁と思っていた顎関節症の症状が出てしまったことがとてもショックでしたが、悪化しないよう、セルフケアに励んでいる今日この頃です。

顎関節症発症の原因は複数あり、咬み合わせ、歯ぎしり、悪習癖(口呼吸や頬杖など)、生活習慣、ストレスなどです。これらのリスク因子が積み重なり、個人の限界値を越えると症状があらわれます。このリスク因子を減らす事で、症状の発症を抑える事ができます。

私がセルフケアで気をつけている事は、

・ストレスを溜めない為に、充分に睡眠をとる
・仰向けで寝る
・横向きで寝る場合は枕の高さに注意する
・頬杖をつかない
・普段、上下の歯と歯が接触していたら離す
・左右両側の歯で食べる
・食いしばるスポーツや寒いところは避ける

などと、ちょっとした心掛けでできることです。

以下のような症状がある方は注意が必要です。

・口を開けたり閉じたりする時にカクカクと音がしたり、食べ物を噛む時に痛む
・口が開けにくくなったり、口の開閉をスムーズに できない
下顎を左右に動かす事ができない
・顎が外れることがある。

ご心配であれば、定期検診時にご相談下さい。大学病院の専門外来に紹介させて頂くことも可能ですし、当院で行っている咬合治療で治る可能性もあります。
食欲の秋、顎なんか心配しないで、美味しいものを沢山食べたいですよね!

吉田デンタルクリニック
歯科衛生士 兒嶋