歯の汚れを染め出してみよう!

こんにちは、歯科衛生士の児嶋です。
皆さんは歯科医院で歯の染め出しをした事はありますか?
歯の染め出しとは、歯の表面に付いているプラーク(歯垢)に色を付けて、どこに汚れが残っているのか目で見て分かりやすくする方法です。

プラークは白色や黄白色をしていて、見慣れていないとついつい見逃しがちです。
クリーニングの際に磨き残しを鏡で見ていただいても、分かりにくいだろうなぁ、と思うこともしばしば。
そこで吉田デンタルクリニックでは最新の染め出し剤を準備させていただきました。

染め出し剤は通常1色か2色に染め出されますが、用意させていただきました新製品は、3色で染め出す事ができます。
赤色は新しいプラーク、紫色は古い熟成されたプラーク、水色はなんと虫歯になるリスクが高い要注意いプラークです。

下の画像では少し色がわかりにくいのですが、右上の歯の根元に水色のプラーク、下の歯に赤いプラークが付着しています。

ジェル状の染め出し剤ですので、部分的に染め出す事ができ、インプラント部や再植治療した歯のブラッシング状態を確認したい場合にも便利です。

歯の染め出しをすると、お口の中が真っ赤になり、次の予定なども気になるところですが、
歯を部分的に染め出せるのと、唇などに色が付きにくい仕様になっているので、気軽にお受けいただけます。また、染め出しを行なった後は、歯石除去とPMTCを受けていただく事で綺麗に落とす事ができます。

虫歯になり易いプラークがあるのか調べてみたくなりませんか?
定期検診の際に染め出しを行う事ができますので、ご希望の方はお気軽にお声かけ下さいね。

吉田デンタルクリニック 
歯科衛生士 児嶋

「3分間の砂時計を置いています」

9月も半ばとなり、だいぶ秋らしくなって参りました。
コロナ禍のなか、診療中は医局と診療室の窓2か所を開けて風の通り道を作って換気をしているのですが、診療終了後は全ての窓を90度に全開にして、大々的に換気を行っています。

窓を開けると季節の移ろいが良くわかりますね。
夏の間は、開けるとむっとした熱気を帯びた風が入ってきて、6時過ぎでもまだまだ明るかったのですが、今はもう室内より外の風の方が涼しくて、外もだいぶ暗くなってしまいました。
着実に季節は(院長先生のニガテな)冬に向かって進んでいるようです。

さて、久しぶりに定期検診にいらした男性の患者さんのお話です。
この方はこれまで定期的に検診にお越し頂いていたのですが、この2年程、お見えにならなかったのでコロナのせいかな?と思っていたのですが、入院されていたとのこと。

暫く間隔が空いたので心配だったのですが、検診が終わってみると虫歯も無く歯周病も進んでおらずで安堵しました。患者さんがおっしゃるには、ご自宅の洗面所に3分間の砂時計を置いて、歯磨きをしているとのことでした。

3分が妥当か否かは歯科衛生士さんの判断となりますが、オフィスでは管理職であろう方が、ご自宅では砂時計とにらめっこしながら歯磨きをしている姿を想像すると、何だか微笑ましく感じました。

コロナ禍で歯科医院から足が遠のく方も多いと思いますが、検診にお越しになれなくても、一番大切なのは日々のホームケアであるということ、この患者さんが良い例だと思います。

ちなみに当院の現在の予約状況なのですが、暑さが和らいだことと、コロナの感染状況が減少に向かっているからでしょうか、今月は検診ご希望の方が多く、少し取りにくくなっています。
通常より少しご予約が先になるかもしれませんが、どうぞご容赦下さいませ。

吉田デンタルクリニック
受付 菊地

甘い飲み物が原因で初期虫歯が!

こんにちは、歯科衛生士の児嶋です。
コロナ禍の影響で、歯科医院での定期検診がなかなか受けられない方や、生活スタイルが大きく変わった方が多いかと存じます。
今回は、そんな中、久しぶりに定期検診にお出でになり、初期虫歯が何本もできていた方のお話です。
(ちなみに初期虫歯とは、歯の表面からミネラル分が溶け出した脱灰状態で、虫歯となる一歩手前のことを指します。)

歯のクリーニングを終え、汚れを取り除いた状態で改めてお口の中を拝見すると、上の前歯の根元の部分が何本も白く濁ってしまっていたのです。この歯の白濁は、初期虫歯の特徴の一つなので、生活習慣に変化が無かったかを尋ね、質問を進めてみると、お仕事が“在宅勤務となり、ほぼ一日中、砂糖入りのカフェラテを飲んでいる”との事が判明しました。

砂糖の入りの飲食物を常時摂っていると、お口の中は長い時間、酸性になり、歯は溶けて虫歯になります。このままの食生活を続けていると、もっと沢山の歯が虫歯になってしまいます。恐ろしいですね。

ご本人には、砂糖入りのカフェラテが原因で、何本もの歯が虫歯になりかけているとお伝えし、おやつと同じように時間を決めて摂ってもらうようにお願いしました。
お話した後に“飲み物でも虫歯になるのですね?”と驚いてらっしゃったので、砂糖入りの飲物が虫歯の原因になる事を、まだまだご存知でない方もいらっしゃるのでは?と思い、このコラムを書かせていただきました。

初期虫歯は、歯の再石灰化により、歯を削らずに改善することがあります。
歯の再石灰化は、正しい食生活とブラッシングを基本に、フッ素やリカルデントの活用により促進する事ができます。歯磨き粉などで取り入れましょう。
唾液を出すことも大切です。口呼吸はお口の中が乾燥しますので、長いマスク生活で口呼吸になっている方は、鼻呼吸を意識して下さいね。

またこの時期、熱中症対策として経口補水液やスポーツドリンクなどのイオン飲料を飲む機会も多いと思います。このイオン飲料には、塩分と糖分が含まれており、砂糖不使用と記載があっても、ブドウ糖が入っているものが殆どで、ブドウ糖も虫歯の原因となります。お水やお茶の代わりにダラダラと一日中飲むことは避け、必要に応じて摂るようにしましょう。

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歯科衛生士 児嶋

虫歯になる〝感染の窓″が開くとき

こんにちは、歯科衛生士の児嶋です。
先日、何年もいらしていなかった男性の患者さんが、突然、歯の検診とクリーニングを希望されてご予約をお取りになりました。
歯科医院に行こうと思ったきっかけを伺ってみると、もうすぐ初めてのお子様が生まれるそうで、赤ちゃんに虫歯菌を移してはいけないと、奥様より歯のお手入れをするように促されていらしたとのことでした。

「生まれる前から赤ちゃんの虫歯を気にするなんて気が早い!」と、感じるかもしれませんが、幼少期のお口の環境はとても大切です。虫歯体質になるかならないかを決めてしまうと言っても過言ではありません。

そもそも赤ちゃんのお口の中には虫歯菌が存在しないのですが、子供の歯にも虫歯はできますよね、では、この虫歯菌はどこからやってくるのでしょう・・・?
正解はほかの人の口からです。
虫歯菌は、身近な大人から唾液を介して移り、住み着いてしまうのです。

そこで重要になってくるのが、スキンシップを多くとり、食事を共にする、お父様・お母様のお口の中なのです。
ご両親に虫歯があり、口腔衛生状態が悪いとお子様も感染しやすくなります。

虫歯菌は歯が生えてくると、お口の中に感染します。
感染しやすい時期は、1歳7ヶ月から2歳7ヶ月の1年間。この期間は〝感染の窓″と呼ばれ、最も注意が必要になります。

逆に3歳までのこの期間に虫歯菌に感染しなければ、大人になっても虫歯になりにくいといわれています。とても大切な時期になりますので、ぜひ覚えていてくださいね。

コップやスプーンなどの食器の共用や、食べ物が熱いからとフーフーと息を吹きかけ冷ますなど、ついやってしまいがちですが、感染の窓を思い出し堪えましょう。

ご自身のためには勿論、大切な赤ちゃんを守るためにも、お口の中を整え、虫歯になりにくい環境づくりをしていきましょう。

吉田デンタルクリニック
歯科衛生士 児嶋

「ずぅーっと口の中に入れておきたいくらい・・・」

コロナワクチン接種で落ち着かなかった5月はあっという間に過ぎ、6月になってしまいました。
6月が終わったら1年の半分は終わったことになりますね。
来月はオリンピック狂想曲で東京はもっとバタバタしそうですし、8月が終わると1年の3分の2が終わったことになります。
コロナ禍に加えての東京オリンピック開催(本当にやるんですか???)で、今年は本当に慌しいです。

そんななか、先日、歯根破折の治療が終わったばかりの患者さんが突然お越しになりました。
ご予約もお取りしていないのにどうしたのかしら?と思ったところ、テペの歯ブラシを買いにいらしたとのことでした。

この患者さんは当院でテペの歯ブラシを気に入っていただき、ご友人に差し上げたところ、その方も気に入っていただいたようで「ずぅーっと口の中に入れておきたいくらい・・・」とのことで、わざわざご友人のために追加購入にいらして下さったのでした。優しいっ!

テペ社の歯ブラシは日本のメーカーに比べると圧倒的に知名度は低いのですが、予防歯科先進国のスウェーデン製だけあり、品質は優れていると思います。本国では歯科医院と薬局でしか購入できないそうです。

きちんと理念を持って作っているので、なかには国産品に比べ価格設定が高いな、と感じるものもありますが、歯ブラシ類は気軽に交換できるようにパッケージもシンプルにして価格を抑えています。

歯ブラシ以外にもいろいろ取り揃えていますので、ご興味があれば歯科衛生士から説明させて頂きます。私もチコっとなら受付で説明できますヨ。

吉田デンタルクリニック 受付 菊地

やってみよう!歯肉マッサージ

こんにちは、歯科衛生士の児嶋です。
今回は歯肉マッサージについてお話させていただきます。
歯肉マッサージとは、歯肉・頬の粘膜・唇・唾液腺などに、指や歯ブラシを使って、マッサージを行う事です。マッサージを行うと血流を良くなり、歯肉のターンオーバーに必要な酸素や栄養が届きやすくなるそうです。
歯肉マッサージが直接、虫歯や歯周病を予防する事はありませんが、以下の良い効果が期待できます。
① マッサージの刺激により、唾液の分泌を促す。 唾液量が多いと、口臭の緩和や、虫歯や歯周病に罹りにくい環境つくりに役立ちますね。

② リラックス効果。 実際にやってみると、とっても気持ち良いですよ。

③ 歯肉の血行促進を図り、正常な歯肉のターンオーバーを促す。歯肉に溜まった老廃物を洗い流す期待もできる様です。

やり方をお伝えしていきますね。まず事前に歯を磨き、手もしっかり洗いましょう。爪は長いと傷をつけてしまうので、予め短く切っておくと良いですね。

ではマッサージを始めていきます。人差し指に専用のジェルを指に取った後、歯肉全体に伸ばしながら、軽くなじませます。
指の腹を歯肉の上に置き、軽く押し当て、円を描く様に動かしていきます。
力が入りすぎない様に注意しながら、ゆっくり動かして下さい。
上下で2分程を目安に行いましょう。

マッサージに使用するジェルも様々なものが出ていますが、
私はリペリオという歯肉マッサージも行える歯磨剤を使用しています。
リペリオは画像2の通り、白いジェル状で程よく粘度があるため、歯肉マッサージが行いやすいです。また、歯肉細胞の回復を助ける成分や、歯肉の引き締め成分が配合されていますので、歯肉マッサージに使用すると薬用効果があり、より効果的です。

マスク生活でお口の中が乾きやすくなったと感じる方や、歯肉下がりが気になる方に是非チャレンジしてみていただきたいです。

*出典元[株式会社プラネット(DX Finder)より]

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歯科衛生士 児嶋

久しぶりの虫歯治療

先日、久しぶりに当院で歯科検診を受けた際、要治療箇所が2本、見つかってしまいました。
日々、歯科医院で過ごしているのに虫歯になってしまうなんて、お恥ずかしい限りです。

1本は私がこちらに入局してすぐ、2001年の3月に治療していただいたハイブリッドセラミックの詰め物が割れていること、もう一本はゴールドの詰め物をした歯で、これは当院では治療履歴が無いのでいつ治療したか不明ですが、20年以上前であることは明らかです。
両方とも上の歯で、私は上の歯の歯磨きが上手でないことが判明しました。

早速1本、治療をしていただいたのですが、先生曰く、私の歯は削ると柔らかいとのこと。患者さんによって歯の硬さが違うようで、硬い方はやはり虫歯にもなりにくいようです。
虫歯になりやすいワタクシですが、健康保険外で精密な詰め物をしたおかげか、それほど虫歯も進んでおらず、きっかり20年と20年以上もったことは、有り難いと考えるべきかもしれません。小学生の頃からゴールドの詰め物をしてくれた両親に感謝感謝です。

この問題の2本ですが、全く違和感・痛みも無く、上の歯なので見えないですし、検診を受けなければ自分では痛みが出るまで気付かなかったと思います。
歯が痛くなってからでは、「時、既に遅し」で、虫歯が神経まで到達している可能性が高く、歯の神経を抜かねばならず、そうすると歯に栄養分が行きわたらないため枯れ木状態になって歯が脆くなってしまいます。
虫歯になっても痛みが出ないので、かなり進行するまでわからないですし、歯ぎしり、噛みしめなどがあると歯根破折の道、まっしぐらです。

定期検診でいらして虫歯が見つかってしまった患者さんのなかには、「ちゃんと歯磨きしているのに・・・」と嘆く方もおられますが、ご自身での歯磨きだけではなかなか100%完璧なブラッシングとはいかないようですし、私のように歯の質が柔らかい方だと虫歯になりやすいのかもしれません。
それに検診で見つかる虫歯は初期の場合が多いため、治療もそれほど大変ではないケースが多いです。

患者さんのお嘆きは良くわかるのですが、歯も立派なカラダの一部、ある程度は体質と考え、上手く折り合いをつけて、付き合っていくしかないですよね。私はそう考えています。
虫歯予防についてでしたら、プラークコントロールのスペシャリストであるベテラン歯科衛生士が2名おりますので、検診時に遠慮なくご相談下さい。

それにしても歯を削るあのタービンの音、お仕事中は何気なく聞いていますが、いざ自分の耳元で聞くとやっぱりオソロシイですね。患者さんの気持がよ~くわかった菊地でありました。

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受付 菊地

インプラントのホームケアについて

こんにちは、歯科衛生士の児嶋です。
今回はインプラントの歯のホームケアについて、お話させていただきます。

インプラント治療は、歯の無い部位の顎の骨にインプラント体を埋め込み、その上に歯の頭の部分(義歯)を付けて、歯を補う治療方法です。
しっかり固定できるので入れ歯と比べるとよく噛める事、またブリッジのように隣の歯を削る必要が無いというメリットがあります。

ただ良いことばかりとはいかず、天然歯が歯根膜という靭帯を介して骨と結合しているのに対し、インプラント体と骨が直接結合しているため、感染に弱いという欠点があり、インプラント周囲炎という歯周病細菌の感染が起きてしまう事があります。

インプラント周囲炎は進行が早く、炎症が進むとインプラント体の撤去や、脱落してしまうこともあるため、インプラントを長く使うためにはインプラント周囲炎の予防が非常に重要です。他の治療でも同じですが、治療の終わりがゴールではなく、治療後に良い状態を保つことが重要です。そのためには歯科医院でのメインテナンスとご自身での毎日のホームケアが必要になります。

予防歯科製品のコンクールシリーズより、インプラント専用の歯磨き剤のジェルコートIPが出ています。こちらは、殺菌成分の塩酸クロルヘキシジンにより細菌感染のリスクを下げ、歯肉活性化成分のOMI加水分解コンキオリンが、歯肉の活性化に役立ちます。
また、研磨剤や発泡剤、フッ素も無配合なので、インプラントにも安心して使用していただけます。

フッ素は濃度やお口の中の状態によっては、インプラントを腐食し、プラークが付きやすくなることがありますが、ホームケア製品に含まれるフッ素濃度では、腐食するリスクはかなり低いため、残りの歯を守るためにはフッ素入り歯磨き剤の使用はお勧めです。
ただ、インプラントの周りをフッ素入りや研磨剤が入っている歯磨き剤を付けて磨くメリットがないので、できれば専用の歯磨き剤で丁寧にケアをしていただきたいです。

歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやワンタフトブラシに付けて使用する事により、細かい部分のプラーク除去や歯肉活性化を狙います。歯間ブラシに使うと、潤滑剤にもなるので、歯間ブラシが擦れる使用感が苦手な方にもお勧めです。是非、試してみて下さいね。

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歯科衛生士 児嶋

あのチェックアップにシトラスミント登場!

予防歯科グッズで長年お世話になっているライオンさんから本日DMが届き、チェックアップスタンダードに新しくマイルドシトラスミント味が明日、4月21日に新登場だそうです。

チェックアップの歯磨き粉は私が吉田デンタルクリニックに入局する以前より取り扱っているロングセラーの歯磨剤です。ライオンさんのパンフレットによりますと、チェックアップは発売25周年、当院が今年の4月で24周年ですから、当院の開院の1年前に発売されたようです。

チェックアップは高フッ素で味もクセが無く、その上、嬉しいお手頃価格で当院の患者さんにも長年愛用して下さっている方が多いのですが、新しい味を試してみたい方もいらっしゃると思うので、(ワタシもその一人です) 早速、明日、マイルドシトラスミントを注文してみようと思います。

それにしてもパンフレットのミントとライムを見て、あのモヒートを連想してしまうのは私だけでしょうか???
なんだか美味しそうな歯磨き剤、届くのが楽しみです!

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根面カリエス(歯の根元の虫歯)について

こんにちは、歯科衛生士の児嶋です。
今回は根面カリエスという、歯の根元の部分にできる虫歯についてのお話です。

歯は、頭の部分の歯冠部(皆さんが毎日歯磨きする部分です)と、その下の歯の根の部分の歯根部とに分けられます。
通常、歯根部は歯肉に守られていて、目には見えないのですが、加齢や歯周病、ブラキシズム(歯ぎしり、食いしばり)などにより、歯肉が下がると、歯の根が露出してしまいます。この歯の根の部分にできる虫歯が根面カリエスです。

根面カリエスは非常に厄介な虫歯なのですが、その理由は歯の構成上にあります。
歯の歯冠部はエナメル質(その下に象牙質があります)というツルツルしたとても硬い組織でできていますが、歯根部はセメント質、象牙質という組織からできていて、表面に非常に小さな穴が空いているため、虫歯になると穴が開きやすく、神経までの距離も近いため進行も早いのです。
その結果、治療で歯の神経を取らなければいけない確率が上がったり、最悪の場合、歯が根元から折れてしまったりする事もあります。

一度下がってしまった歯肉は、基本的に元の位置まで戻る事はありませんので、露出してしまった歯根部は、常にカリエスリスクの高い状態で口腔内に存在することになります。

それではどの様にして根面カリエスを予防すれば良いのでしょうか?
歯根部は歯冠部に比べて、プラークが付着しやすく、丁寧なブラッシングが必要となってきます。毛先の品質が良い歯ブラシや歯間ブラシを使用して、軽い力で磨いて下さい。
毛先の品質の悪い歯ブラシや、強い力でのブラッシングは、歯根部が削れてしまう原因の一つですので注意が必要です。

歯磨き粉は専用の物がお勧めです。当院ではライオンのチェックアップシリーズより、ルートケアという歯磨き粉を扱っています。
このルートケアの歯磨き粉は、ジェル状で研磨剤が無配合で歯に優しい上、コーティング剤のPCAにより、露出した歯根部の象牙質表面のコラーゲンをコートしてくれます。
また、知覚過敏抑制効果のある硝酸カリウム、虫歯予防効果のあるフッ素も1450ppm入っていますので、歯肉退縮にお悩みの方、虫歯になってしまう前に是非一度、お試し下さい。

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歯科衛生士 児嶋