今週は歯根破折治療が終わり、被せ物まで当院でなさって治療が全て終了した方が多数おられました。
患者さんがお帰りになる際、「(患者さんも先生も)頑張って残した歯ですから、もうあんまり酷使しないで、大切にして上げてくださいね」とお伝えするのですが、何だか可愛いわが子を旅に出すような心持ちになります。
その中のお一人が、「やっぱり自分で探さなきゃダメですね。地元の歯医者の言うとおりにしていたら、今頃、この歯は無かったですよ。」としみじみと仰いました。
先生によって診療方針は様々だと思うので、どれが正しいかはわかりませんが、かかりつけ医であっても、その先生の方針にもし納得がいかなければ、自分で勉強して他の先生を
探すのも一つの選択肢かもしれません。
当院に歯根破折治療のご相談にいらっしゃる方は、かかりつけ医では抜歯してインプラントしかないと言われたが、抜きたくないので何とか残せないものか?とインターネットで検索し、当院にたどり着いたとおっしゃいます。
いつも思うのですが、「本当は抜きたくないけれど、歯医者にそう言われたんなら、仕方ないな・・・」と諦めて抜いてしまった方のほうがずっと多いのではないでしょうか。
積極的に自分で調べるか否かで、歯が残るか、残らないかの分かれ道になるのかもしれません。(ちょっと大げさですね・・・)
良くも悪しくもネットで簡単に情報が入手できる時代です。
歯に限らず、自分の体のことは自分で納得して治療を受けたいではないですか!
ご自身の体を大切になさって、できるだけ自分の歯を残したい!という患者さん方の熱意には本当に頭が下がります。
患者さんに教えられることが多いな、としみじみ思いますし、患者さんに「ありがとうございました」と最後におっしゃっていただける受付職は本当に役得ですね!
吉田デンタルクリニック
受付 菊地